内向的な人は社交的な人と比べるとハンディを背負っている!そんなイメージがあります。しかし、この著書を読むことで、それは1つの人間的特徴であり、付き合い方しだいでは強味となり、人生を好転させてくれることが解ります。
1.著者:有名投資家 午堂登紀雄
著者である午堂登紀雄さんは、5億円以上の資産を有する投資家です。10年以上前にアーリーリタイアされ投資の傍ら60冊以上の著作を生み出しながら、現在も多くの媒体で情報発信をされています。
大成功されている午堂さん、お話をすると、とっても控え目で偉ぶる様子は皆無。
大して面識のない私が自分の本の推薦帯を依頼したときも、半日で内容を確認したのち「引き受けてくれる」と判断したくらい優しい方です。
そんな優しくて内向的な午堂さんが、今まで経験してきた人間関係で苦労してきたことが赤裸々に描かれています。もちろん、苦労話だけではなく様々なケースにおいてポジティブに捉える方法、見落としているメリットについて知ることができる内容です。
ちなみに、私はこの本を読んで、類似する経験が多かったので、内向的な性格であることが論理的に理解できました。
2. 知的に優れた人の約60%は「深く思考する習慣がある」内向型
初対面の人とも上手く会話ができる外向型。コミュニケーションに難があり、団体生活や会社での人間関係が苦手な内向型。
外向型が他人と上手に意思疎通をとるのに対して、内向型は自己対話により自分の考えを深堀できる性格です。
つまり、ネガティブに考える思考で物事を分析してリスクを洗い出しながら、仕事の成果を上げるための方法について深く思いを巡らすことで、新しい発見や改善策を見つけることができます。
業務を改善できれば、仕事において良い成績を出すことも可能です。良い成果さえ出てしまえば、コミュニケーションの取れていない上司や同僚にも一目置かれることになるので人間関係が楽になるはずです。
内向的な人は、パソコンや労務法でもいいので、一芸秀でる能力を身に着けることで社内での孤立を防ぐことができます。
しかし、相手に対してにこやかに接することを忘れてはいけません。
3.内向的な性格を強みに替えるコツが満載
内向的な人が苦手とする交渉事、相手にどう思われるかが気になり、言いたいこともなかなか質問できない。結果、自分が不利な条件を飲まされることも‥‥。
そんな時は「即答を避ける」。結論をその場で出すくらいなら社内に持ち帰り、得意な人の助言を仰ぐ。やり取りにメールを多用することで、文面を読み返すことで冷静に判断することが可能。証拠を残すことができる。
本題に入る前の雑談は、相手をリラックスさせる空気をつくる潤滑剤です。相手を楽しませる話ができないのなら、相手の話を聞くことで、場を和やかな空気にすることもできます。
内向的で口下手な人は、自から多くを語るのではなく、質問力を高めることで聴き手に回る。そうすることで、話し手に喜ばれるばかりか、時々発する自分の言葉が重くなる。
その他にも、パーティーや宴会での振る舞い方、婚活サービスの利用の仕方、デートコースの選び方、孤独がもたらすメリット、才能を発揮しやすい分野や向いている仕事など。悩みを消し快適に生きるための42のコツが書かれてあります。
まとめ
1.著者は、10年以上前から投資家として成功されている午堂登紀雄さん
2. 内向的な人間は物事を深く考えるのに有利な性格である
3. 一見、弱みに見える内向的性格を強みに替える方法はたくさんある
内向的な性格のメリットを知り自分を少し好きになることができました。
また、社交性の高い人をうらやみ、長年の人生経験により固まった性格を無理に変えるより、上手く活かして「労少なく功多し」な人生にした方が賢いと思います。
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