AIの進化により私たちの生活はより快適になっていくと思います。
その反面、今ある多くの職業がなくなっていくことも考えなければなりません。
来るべき時代に備えて心の準備ができている人とそうでない人とでは、いざとなったときに対応力に大きな差がつくことになります。
時代の変化がすぐそこまで来ていることに気づき、打つべき手を打って準備するのに役立つ書籍を発見したのでご紹介いたします。
1.AI時代で消える仕事
あなたがAIの進化を望む望まなくともテクノロジーは日々進化を遂げています。
チェスの世界王者や将棋の名人が最先端のAIに敗北したことを考えると人口知能の能力は「人間に勝っている」ということもできます。
スマホが普及したことでカメラやCD業界、ゲーム機を駆逐したように、AIがこれから多くの職業を奪うことが予想されます。
AIの得意な部分は下記のようなところだと石川さんはいっています。
⑴ データを記憶する能力
⑵ 24時間営業の持続力
⑶ 最適化推測能力(膨大な情報の中から最適な解を導き出す能力)
つまり、通訳や語学教室、会計、受付、銀行窓口、検針員、測量士、巡回警備員など多くの職が取って代わられることになる可能性があるのです。
2.AI時代でも残る仕事
石川さんは、一方で人間でなければできない、あるいは人間の方が効率がよい仕事もあり、それらは生き残るといっています。
AIの進化が進んでも人間の手で行われる仕事はAIの不得意としている下記の様なものだと予想することができます。
⑴ 経営していく能力(リーダーシップ)
⑵ 専門的能力(プロフェッショナル)
⑶ 企画力、創造性(クリエイティブ)
人間がAIに勝てるこれらの分野の高い能力を持つ人だけが収入の確保、社会人としての尊厳を守れる時代になりそうです。
3.生き残る道は「クリエイティブ脳」
学習能力の高い人、学校の成績がいいだけの人、高学歴なだけの人、今まで優秀だと言われていた人の時代は終わったと石川さんはいっています。
理由は、既にこの手の能力はAIの方が勝っているからです。
これから必要とされる能力は明確な答えのないものから正解を導き出す能力になります。
例えるなら「どのような商品が売れるのか?」「どんな売り方をしたら買い手の心に刺さるのか?」といった、ヒットを生み出す能力=クリエイティブ能力が必要になるそうです。
4.「クリエイティブ脳」の作り方
業種や業態により求められる「クリエイティブ脳」は異なりますが、一流と呼ばれる人の実践していることを応用することはできるものです。
一流のグラフィックアーティストは15年間、毎日、世界トップクラスの作品を見続けて作品の意図を分析していたそうです。
また、松任谷由実さんは、曲作りのために、若者の集まるカフェで彼らの会話に耳を傾けて新しいトレンドを掴み作品作りをしているそうです。
私たちも日常生活の中で向き合うことを見過ごさずにトレーニングの1つととらえて思考を巡らす訓練を続けることが大切です。
まとめ
人間がAIと同じコストでモノを生み出していては、AIに仕事を奪われることになります。なぜなら、AIはパワハラやセクハラなどの問題を起こさないので経営者は人間の方を解雇する方がメリットが高いからです。
AIにより仕事がなくなる反面、新しい仕事も創設されるはずです。その時に社会に役立つ人間になっておかなければせっかくのチャンスを逃すことになります。
まずは、書籍を読んで現状を正しく認識することが大切です。
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