郵便物を発送するときに困るのは、「切手代が分からないこと」。
もちろん、送るモノが2~3枚の紙類であれば最低限の料金で事足りますが、A4の紙5枚に名刺をクリップで止めたら「10円切手を余分に貼れば足りるの?」。
戻ってきたら締切りに間に合わないので余分に切手を貼って投函する。
よくあることです。
今回は、「正しい輸送コストを知ることは、生涯数十万円の得」についてお伝えします。
目次
1. IT化が進んでもなくならない郵便事業
メールやSNSが浸透するにしたがって、世間でやり取りされるハガキの量は減っています。
2003年に44億枚発行されていた年賀状も現在は半分以下。
暑中見舞い、寒中見舞いなどの季節のあいさつも、大激減しています。
また、クレジットカードや銀行の口座開設も、スマホで身分証を撮影してデータを送ることで完結できるようになったため、封書のやり取りも減りました。
全てのことがオンラインに移行されて郵便はなくなってしまうのか?というと、そうではありません。
個人や中小企業間では、まだまだ、書類のやり取りに郵便が利用されています。
かく言う私も、1年前から物販を始めたため、封書やレターパックを利用する頻度は30倍増えました。
物販は、輸送コストを抑えると収益が大きく変わります。
フリマアプリ会社と提携している宅配業者の輸送手段が210円で送れて便利ですが、従来からある、郵便局の「定形郵便」は84円で発送できます。
両者の送料の違いは126円。
500円で商品が売れた場合、発送方法を変えるだけで、利益率が20%以上変わることになるのです。
2. 120円なのか140円なのか?貼る切手に悩むことは数万円の損
物販を始める前は、送料に関する知識がなく、A4 の封書を送る場合、わざわざ3㎞離れた郵便局の窓口に出向いていました。
現在は、モノを送るのに最適な輸送方法を自分で判断できるので、100m離れた郵便ポスト、もしくは、150m離れたコンビニで済ませることができています。
月に1度、郵便局で用事を済ませに行っていたことを考えると年6時間使っていた移動時間を30分に短縮したばかりか、移動にかかる経費を削減したことになります。
考えたら、切手代が120円なのか140円なのか解らないが故に、毎月30分時間を使うのですから、ルールを知らないことは余分なコストを支払うことだと今更ながら痛感しています。
日本人は時間をコストととらえる人が少ない気がします。
自分の時給が1200円の方の30分は600円、1800円の方の30分は900円を生み出す時間です。
これが理解できると、100m離れたポストに行くことが、もったいないと思うようになり、通りかかったときに投函するようになります。
3. 最適な輸送方法が判ることは、生涯数十万円の得
最適な輸送方法を知るには、発送する封書の重量と大きさを知る必要があります。
私は、楽天市場で「キッチンスケール」を購入しました。
5㎏までしか計測できませんが、コンパクトで場所をとらないので気に入っています。
「厚みスケール」は100均で購入してスケールに「定形郵便25g:84円、50g:94円、定形外(34×25×3)50g:120円、100g:140円‥‥」、輸送に関するルールを記載しました。
一度これをすると、発送したい荷物の最低輸送料が一目で分かり、以後、余分な送料を払う必要がなくなります。
必要な道具は1000円で揃えることができるうえに、発送料金を理解するのも5~6回発送すれば、それ以降迷うこともなくなります。
そのうえ、郵便局の窓口が開いている時間を気にする必要もなくなるため、生涯、大幅なコスト削減ができるのです。
4. ポストに入らない郵便物の発送は、郵便局員に手渡し
送料を自分で導き出せるメリットは先程述べたとおりです。
しかし、ポストの投函口よりも厚い発送物は郵便局に行くしかないのか?
私は、自宅に配送に来た郵便局員に手渡して、その手間を省いています。
もし、自宅に届く配達物がなくても近所には来るので、バイクの音を聞きつけたらすぐに玄関を飛び出して、路上に止まっている局員に手渡します。
この習慣がつくと、郵便局に行かなくてよくなるのでさらに時間を有効に使えるようになります。
たまに、配達員に缶コーヒーを差し入れると、やり取りがスムーズになり事が上手く運ぶようになります。
まとめ
インターネットの発達により、手紙などの郵便物を発送する機会は減りましたが、ヤフオクやメルカリなど中古市場は活発になっています。
物販を始める、始めないに関係なく、社会人として生活していれば、年に数回封書を発送する機会はあるはずです。
そんなときに余分な時間や切手を使わないためにも正しい輸送コスト、スマートな発送方法を知っておきたいものです。
時間もお金も有限であることを再認識しましょう。
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