旅先にスマホの電源ケーブルを忘れても、現地の家電量販店で入手は可能だと思います。しかし、パソコンのケーブルや使い慣れたシューズを忘れたら代替はなかなか利きません。
「不自由な思いをするくらいなら日用品を丸ごと持って行く!」そんなことしたら、運ぶのが大変になるほかに荷物の超過料金がかる可能性があります。
本日は、私が海外に出かけるときに使用している「携行品リスト」。事前に知っておきたい「航空機受託品」「超過料金対策」についてお伝えします。
1.旅の準備がスムーズになる携行品リストの活用
長期間旅行に出かけるのには、不在時の業務の調整、地域や家庭での用事をやりくりする必要があります。旅行に行くのは楽しみだけど、出発までのタイトなスケジュールをこなすことに追われ入念な準備ができないことはよくあることです。
パスポートやお財布、スマホなど、忘れると旅が成立しないモノは大丈夫だと思いますが、いつも服用している薬、パソコンや電源コードなどを忘れると困ることになります。土地勘のない渡航先で代替品を見つけることは簡単なことではありません。そもそも、モノを探すことで貴重な滞在時間を削ることになるのです。
必要なモノを探し当てても日本で買うよりクオリティが低く、値段が高い場合もあります。つまり、忘れ物をして得することはないということです。
「準備に時間をかけられない」、「でも、忘れ物はしたくない」人にオススメなのが携行品のリスト化です。
私が勤務していた自衛隊では、幅広い場面でチェックオフリストが多用されていました。1年で多くの人員が入れ替わる職場でミスを防ぐのに有効な手段だと思います。
私も、不動産物件の現地調査や、死ぬまでに実施しておきたいことなど、数パターンのリストを利用しています。特に、車両事故後の対処リストは、気が動転している事故現場で対処すべき項目を一項目ずつ記載しているので、作成して携行しておくことをオススメします。
ちなみに、マイ旅行携行品リストは下記になります。
「セキュリティーポーチ、パスポート、エアーチケット、現金、クレジットカード、プライオリティパス、銀行の認証番号カード、手帳、MP3プレイヤー(中を入れ替えておく)、スマホ、充電器、ポータブルバッテリー、GoPro、三脚、PC、サングラス、帽子、歯ブラシセット、垢すりタオル、フェイスタオル、ハンドクリーム、日焼け止め、石鹸、ビーチサンダル、ウルトラライトダウン、下着、靴下、着替え、現地の方へのお土産」
旅先で不具合があると感じれば、その都度リストを更新することで荷造り時間を短縮しながら快適な滞在をすることが可能になります。
2.制限されている航空機預け入れ荷物(受託手荷物)と重量超過
旅先で使いたいモノを全て持って行ったら生活は快適になりますが輸送が大変です。
そもそも、マッチやライター、スプレー缶やリチュウム電池は航空機に預けられません。逆に100㏄以上の液体や刃物は預け荷物としては問題ありませんが、手荷物として持ち込むことができません。
もし、航空会社のチェックインカウンターで指摘を受けたら、規則に従って荷物を入れ替えるか、放棄箱に入れ手放すことになります。
もちろん、航空会社によっては一時預かりサービスがあるところもありますが、1アイテム500円。保管期限も1週間以内と長くはありません。
ほかにも気を付けたいのが、預け入れ荷物の重量超過です。
ANAの国際線の無料預け入れ荷物の上限は、エコノミークラスで23kg以下、3辺の合計158㎝以下、2個まで。
重量やサイズが超過した場合は各エリアに合わせた超過料金を支払う必要があります。(日本・アメリカ間、23㎏超~32㎏以下6000円)
航空会社、路線、クラスにより荷物のルールはマチマチですので事前の確認が必要です。LCC(格安航空)は預け荷物全て有料。
結論、必要なモノは仕方ありませんが、あれこれと使いたいモノを携行するのではなく、必要なモノを絞り、身軽な旅を心がける方が現地で活動しやすくコストを抑えることになります。
数日間なら、不便な海外生活を楽しむくらいの余裕を持って旅をしたいものです!
3.荷物が重量オーバーしても超過料金を回避する方法
私は今まで20㎏以上の荷物をもって出入国したことはありません。超過料金を払いたくないほかに、重たい荷物を持っての移動が嫌なのです。
最近はLCCで海外に行くことが増えました。1カ月以上の滞在でもたいがい預け荷物なし。受託荷物代が節約できるほかに、入国後の荷物受け取りの手間を省くことができています。
LCCのSCOOT、無料で機内に持ち込める重量10㎏、セブパシフィック航空は7㎏。各社ルールは違います。チェックインカウンターで手荷物を計量されたことはないので、見た目が明かに重いと思われなければ追加料金なしで機内に運ぶことは可能です。
私の旅行中の荷物は軽いとき5㎏、お土産を入れてパンパンに膨らんだ復路で13㎏程度だと自覚しています。もし、13㎏の状態で計量されたらどうするのか?
その時は、上着を着る、ポータブルバッテリーや電源コード、チョコレートなど重たいモノをポケットに詰め込みます。もちろん、搭乗する日はポケットが6個ついているカーゴパンツ、上着は10個以上ポケットがあるベストを着るので、そこにモノを移動させることで規定重量に達することを避けることができるのです。
デメリットとしては、機内に100㏄以上の液体を持ち込むことができないので、現地で買ったワインやスピリッツを運ぶことができません。どうしても持って帰りたいものがあるときは、現地で段ボール箱をもらって、その中に梱包して復路だけ受託荷物にすればいいのです。
梱包の仕方が甘いと、チェックインカウンターでバッゲージラッピングするよう駄目だしを受けます。サランラップの5倍くらい厚いフィルムで何重にもグルグル巻きすることで、盗難や破損、汚損を防止できます。
バッケージラッピングで一番困るのは、作業が有料であり、支払いにカードを使えないことです。出国直前で現地通貨も残りわずか、カードで出国税を払えたので何とかなりましたが、そこでカード決済ができなかったらどうなっていたのか‥‥(汗)
まとめ
1. 携行品リストを活用することで、忘れ物を防止することができる
2. 荷造りする前に、航空機に預けられないモノ、手荷物として持込めないモノ、無料で預けられる受託手荷物の容量を把握する
3. 航空会社のルールを把握、ポケットの多い服を着ることで超過料金を避けることも可能
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