週刊ジャンプで連載されていた「鬼滅の刃」は子供から大人まで人気で、社会現象を巻き起こしました。
基本的に漫画を読まない私も、有名投資家がSNSで「鬼滅の刃」に関する表現を多用していたので気になって読むことにしました。
しかし、普通に購入したのでは面白くないので、知恵を絞り、限りなくコストを0に抑えることを念頭に購入から転売を実施しました。
目次
1. 無料で読むには、「書店」購入「メルカリ」転売
現在発売されている「鬼滅の刃」は1巻~22巻。
書籍で揃えると1巻~11巻440円、12巻~22巻484円 合計10164円。
Kindle版で購入すると1巻~11巻418円 12巻~22巻459円 合計9647円。
書籍とkindle版の差は517円です。
楽天ブックスで購入すると送料無料ですが、貯まるポイントは1%~2%。
ブックオフなどの中古市場で売られる値段はキンドル版とさほど変わらない。
そもそも、人気シリーズのため全巻揃っている店は稀です。
次に検索したのがフリマアプリの「メルカリ」。
1巻~22巻揃ったモノが多数出品されていますが、価格は定価前後。
中には20%のプレミアム価格が乗せられているモノもありました。
今回、私が選択したのは書店で全巻を大人買いしたあと、定価より高い価格で取引されている「メルカリ」で出品する方法です。
2. 購入価格より高く売れても儲からない原因は販売手数料
「鬼滅の刃」はAmazon prime videoで視聴することができます。
アニメで見られるのは1話~25話。
1巻~6巻分の購入を減らすこともできますが、「メルカリ」で転売するときに購入されづらくなると判断して1巻~22巻通しで購入しました。
よく利用する書店、紀伊国屋に立寄る前日に1巻~22巻全部あることを電話確認して取置きしました。
こうしておくことで、受付カウンターで名前を伝えるだけで購入することができるので、書籍を探す時間を減らすことができます。
購入後3日で読了させて「メルカリ」に出品しました。
丁寧に扱ってはいたのですが、16巻を読んでいるときにコーヒーが跳ねて直径2~3㎜のシミができたため「やや傷や汚れあり」11880円で出品しました。
閲覧者300人、「いいね」を押した人15人、3日後に値引きされることなく売れました。
書籍の購入価格10164円、メルカリ販売価格11880円。
差額1716円が儲かったように見えますが、実際の収支は下記になります。
販売価格11880円-メルカリ手数料1188円ー送料800円=-272円。
3. ポインやマイルのことまで考えて買い物をする
今回の転売はマイナスの収支だったのか?というとそんなことはありません。
プラスになっています。
今回、書籍を購入した場所は高島屋デパートの中にある紀伊国屋。
支払いの時に3枚のカードを提示したことで下記のポイントが貯まりました。
・ 税抜1%のポイントが貯まる「紀伊国屋カード」:92ポイント
・ 税抜2%のポイントが貯まる「ミレニアムカード」:184ポイント
・ 1000円で15マイル貯まる「ユナイテッドマイル」:150マイル
マイルをいくらで換算するかにより価値は変わりますが、控えめに1マイル4円で計算して600円。
92+184+600=876円
書籍を買ったことで得られたポイント876円、物販ででた赤字272円、合計すると604円、収支がプラスになりました。
4. 「鬼滅の刃」を転売して得られたモノはおカネの知識
今回の一連のやり取りで私は何を失い、何を得たのか?
得たモノ
・ 鬼滅の刃1巻~22巻を読んだことで得た知識
・ 紀伊国屋ポイント:92 ミレニアムポイント:184 ユナイテッドマイル:150マイル
失ったモノ
・ 購入前、購入後のリサーチに費やした時間
・ 書籍を購入するのに要した電車代と時間
・ 「メルカリ」出品に必要な写真撮影や商品説明入力、梱包、発送に使った時間
・ 物販で収支がマイナスになった272円
今回の一連の行動で得られた一番大きなモノは、お金に関する知識と経験だったと考えます。
まとめ
話題の「鬼滅の刃」を読了したことは、私の思考や言葉使いにプラスに働くと思います。
また、今回、「コストを抑える」というハードルを自分に課したことにより、ポイントやマイル、物販、手間など総合的なお金の修行になりました。
僅か1万円のモノを購入するのに、億万長者がここまで思考して行動していることを知って頂ければ幸いです。
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