ロバート・キヨサキの著作「金持ち父さん貧乏父さん」を読まれたことがある方は多いと思います。
この本の中で、働いても働いても、資産が貯まらない様子を回し車の中で懸命に走るネズミにたとえ「ラットレース」と呼びます。
今回は、高卒自衛官から億の資産を築いてラットレースから抜けだせた私が「お金持ちになるために必要だと思う3つの考え方」をお伝えします。
1. ラットレースという名のお金の罠
「自衛隊に入るとお金が貯まる」そんな話を聞いたことがある人も多いと思います。
勤務時間外に働いても手当てが付かないので基本給が若干高く設定されている。
艦艇や航空機で勤務すると給料は40%増し。
食事や被服が支給され居住費も光熱費もかかりません。
もちろん、演習や訓練、当直日は外出できないので、お金を使える日数に縛りがあります。
つまり、自衛官は「給料は高い」、「生活コストは低い」、「お金を使う機会が少ない」。
貯金が貯まる環境が整っているのです。
では、実際はどうだったかというと、外出すると賭博所に入り浸り、夜は居酒屋経由のキャバクラ通い。
アコムや武富士からキャッシングして遊びに興じる隊員を多く目にしました。
もちろん、人が稼いだ給料の使い方にとやかく言うつもりはありません。
稼いだ金を全て使い来月の給料を待つ、町の経済発展、国のGDP拡大に貢献する立派な愛国者とも言えますが、本人のためにも未来の日本にとってはマイナスな気がします。
こういった刹那的な生き方をしている人は、ラットレースの中で一生働き続けることになるのです。
2. ラットレースから抜け出すための3つの方法
ラットレースから抜け出すのに必要な行動は下記の3つです。
① 自分が生涯支出する金額以上のお金を貯める
② 生涯支出額を下げるため、投資に回す資金を確保するために生活費のコストカット
③ 生活するのに困らない、労働収入以外の収入がを作る
つまり、ラットレースから抜け出すには、必要なお金を労働から得るのではなく、手のかからない権利収入を増やす必要があるのです。
生活コストを下げることは、生涯に必要な資金を減らすことになります。
しかし、削り過ぎれば住環境が悪くなり、利便性が落ちて不自由な生活を強いられます。
給料により生涯必要な資金を稼ぐには、仕事に順応する能力とストレスに耐えぬく精神力が必要になります。役職が高くなり給料があがっても、同僚に釣られることなく今まで通りの生活レベルを維持するのです。
「ボーナスがでたから」「昇給したら飲みに行こうゼ!」よく耳にする会話ですが、懐が温かくなったから飲みに行くのは間違いです。
私であれば、「貴重な話を伺える」「たくさんのノウハウを聞ける」「楽しい時間を過ごせる」どれかの要素がなければ、飲むことに時間を使いはしません。
「お金が入ったから」ではなく「人生にプラスになる」ことに時間とお金を使うのです。
3. 投資やサイドビジネスを始めるのに必要なモノとは?
会社からしっかり給料を稼ぎ、生活コストを下げることができても、ラットレースから抜け出すには20年の年月がかかります。
とうぜんながら、長い年月を要する作業なので、強い思いがないと挫折します。
では、その長過ぎる期間をどう縮めるのか?
結論からいうと、サイドビジネスか投資能力を高めるしかありません。
どちらにしろ、コンスタントな収入が入るまで勉強と情報収集を行う必要があるうえ、内容によっては金銭的リスクを負うことになります。
もちろん、音楽的、文学的、対人コミュニケーション、身体能力など突出した才能を持っていたら投資から収入を得る必要はありませんが、この方法で自由を掴める確率は投資の1/100です。
凡人がラットレースから抜け出すには、「支出を切り詰める強い精神力」。
会社で働きながら空いた時間に「投資、ビジネスに取り組む強い意志」。
この「2つのことを継続する持続力」が必要なのです。
まとめ
1. 給料が高い人=貯金ができるとは限らない
2. ラットレースを抜け出す方法は多数存在する
3. 強い志を継続できたらラットレースは抜けられる
「宵越しの銭を残さない人」と「生活費を切り詰めながら資産を増やすことに時間を使った人」30年後の2人の間に数千万~億の差がつきます。
若い頃は「金遣いの荒い先輩が恰好よく見えるものです」が、人間はいつまでも若くありません。
早い内に、人生を長期的視点で捉えて、ラットレースを抜ける方法を見つけることが大切です。
まずは、知識の習得に取り組んで下さい。
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