1日の中で、自分の意志で使える時間はそれほど多くありません。にもかかわらず、多くの人が意味のない飲み会や、テレビを見ることに使っています。
自分の人生を好転させるためには、知識やスキルを高めることが必須です。もちろん、その能力を高めるのには、自由時間をやりくりする必要があります。
この努力を続けるからこそ、収入を得るために依存している雇用や、それ以外のシガラミを断ち切ることができるのです。
目次
1.あなたの本当に自由に使える時間は1日5時間!
1日は24時間。何にどれだけ使うかは人により違います。
サラリーマンであれば、通勤や残業など、収入を得ることに10時間は必要です。7時間、睡眠をとっていれば、残り7時間。この時間から食事や入浴、家事をする時間を除いた時間があなたの本当の自由時間なのです。
親の介護や子育がある人なら1日2時間、効率よく時間を使える人でも5時間あるかないかだと思います。
私は高校卒業後に海上自衛隊に入隊して、10年くらい時間の大切さを意識しないで過ごしてきました。しかし、30歳のときに護衛艦勤務となり、立て続けに海外派遣を命じられ、年間に帰宅できる日が100日の不自由な生活を経験したことで考えが一変しました。
私が気付いたことは、不自由な生活を長期間続けることは無理である。身体を壊す前に本業から遠ざかりたい。そのためには給料以外の収入を得る必要がある。しかし、収入を得るためのスキルを身に着けるのには、ある程度まとまった時間を投下して勉強する必要がある。
つまり、時間を浪費することは、「自由への道を自ら遠回りしていることになる」ということです。
2. ぼーっとテレビを1時間見ることが、あなたの可能性を摘(つ)んでいる
「今日は転出者の送別会。明日は部の慰労会」と、日本の会社は何かとお酒の席を大切にします。この習慣を「悪」とは言いませんが、月に1度の実施でも年間12回参加することになります。宴会時間が2時間だったとしても会場までの移動に時間を使います。2次会を断わり帰宅したとしても、お酒が入っている状態で資格の勉強はもちろん、本を読んでも頭に入りません。つまり、宴会に1回参加することは夜の貴重な学習時間を失うことになるのです。
もちろん、宴会に参加することが、職場のコミュニケーションを円滑にする。同僚の思わぬプライベートを知るなど、得られるモノがあることも事実ですが、それを得るために失っているモノがあることを意識したうえで、参加の有無を決めることが大切なのです。
飲酒の機会よりも気を付けたいのが、ぼーっとテレビや動画を見る時間です。
「疲れたからテレビでもみようかな」と思い、大して興味のない番組をダラダラと見てしまい、気づいたら夜中の1時。なんてことになったら、時間を無駄に過ごしていることに。ニュースを見ながら「老後2000万円問題か。大丈夫かな?」と考えるなら、テレビを見るよりもお金の勉強をしたほうが、将来の不安を減らすことになります。
「早く仕事を辞めて、自由に生きたい!」と思っているなら、老後の資金はいくら必要で、どうしたらそのお金を貯めることができるのかを具体的に考えて行動しない限り、仕事から解放されることはありません。
3.億万長者が取り組んだ、時間捻出方法と時間の使い方
幸せな人生の定義は、個人により異なるものです。つまり、人生を好転させるために必要なスキルや知識は各人により違うことになります。
私は、海上自衛隊のミッションの中で最も参加したかった「南極観測協力行動」の任務を終えたとき2つの大きな決意をしました。
1. 3年以内に給料と同じ程度の収入を投資により得る
2. その後、早期退職をして世界旅行に行く
幸いにも、艦から地上配置への転勤だったので、年間の拘束日数は200日から50日に激減。階級も下士官の最上位である「曹長」だったため、予定の立てやすい職場環境でした。
平日は18時までに仕事を終え、ジョギングや筋トレで身体を鍛えGYMでシャワーを済ませる。ファストフードで夕食を済ませてから20時までに帰宅して投資に関する知識を収集することを徹底しました。
週末は首都圏で実施されている、興味あるセミナーに足しげく通うことを続けました。
つまり、日常生活の中で「料理をする」「食器を洗う」「浴室を掃除する」「ゴミを出す」等に使う時間を徹底的に少なくすることで、自分の時間を確保していました。
もちろん、身体が資本であることを理解していたので、週に1回、温泉に浸かり身体と心を整えながら、将来や投資に関することに思いを巡らせることも実施していました。
4.時間を浪費している原因は、やるべきことが決まっていないから
自分が本当にやりたいことが明確になっていないと、時間を浪費させてしまいがちです。
同僚の多くは、自由時間にパチンコなどの賭け事をすることでストレスを発散して、夜は酒を飲む生活をしていました。過度なストレスを解消するための行動が習慣化してしまった結果だと思います。
しかし、私は同じ組織にいたのに、真逆なストイック生活を続けてきました。誘いがあっても、目的達成に不要なモノは極力断り、目的達成を優先したのです。
これは、私の精神力が強かったからではなく、ただ単に、自分が進みたい方向が解っていただけのことなのです。
日本人の多くが人生の目標を明確にして生活しているわけではありません。
私の肌感覚でいうなら、自分のミッションに従い行動できている人は1%もいないと思います。
是非、己の進むべき方向を探し出し、目的達成のために時間を使って下さい。
まとめ
1. 収入を得る時間、睡眠時間、その他の時間を引くと1日の自由時間は5時間以下
2. 意味のない飲み会、ぼっーとテレビを見ることに時間を使っても何も生み出せない
3. 人生を好転させるためには、自由時間に知識やスキルを上げる必要がある
4. 人生の目的を明確にすることで、時間とお金の無駄を排除することができる
人生を好転させるために自由時間を使うのも人生。ぼーっとする時間を楽しむのも人生。あなたは、どちらを選びたいですか?
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