「普段から本を読む習慣がある人ほど年収が高い」。
こんな話がありますが、あなたはどう思いますか？
日本では社会人の30％が「月に1冊も本を読まない」という結果もあるそうです。
「今さら読書？」。「情報ならネットに溢れている」、「活字になった時点で古い情報だ」。そんなふうに思う人もいるかもしれません。
また、「毎月、本を読んでいるけど、まったく年収が上がる気配がない」という人もいることでしょう。
今回は、読書と年収の関係についてお伝えします。
１. 読書で磨けるマネーリテラシー
私も20代前半まで読書が嫌いでした。
嫌いな理由は、下記の4つです。
⑴ 長時間、細かい文字を追うことで目が疲れる。
⑵ 本を読み終わるまでに時間を使う。
⑶画だったらたった2時間で映像と音声によって効率よく情報を得ることができる。
とはいえ、私が勤務していた海上自衛隊では、護衛艦に乗ると年の半分以上を船の内で過ごすことになります。当然ながら洋上では携帯の電波が届かない、更に離れればテレビの電波も受信でききません。唯一の娯楽が、読書だったのです。
同僚の多くは小説を好んで読んでいましたが、私は多少難しくても経済や不動産に関する本を選ぶようにしていました。
なぜなら「早くリタイアして世界中を旅したかったので、不労所得を得る必要があったのです」。
当時、好んで読んでいた本は、経済評論家の「長谷川慶太朗」「船井幸雄」、世界的投資家の「ジムロジャーズ」、お金持ちとそうでない人の考え方の違いを明確にした「ロバート・キヨサキ」などでした。
南極行動中は、友人から勧められた「本田健」の書籍を繰り返し読むことで、成功者の考え方などを学ぶことに努めてました。
２. 読書に時間を投資する優秀な経営者
世界的経営者「ビル・ゲイツ」は年間50冊、Facebookを設立したマーク・ザッカーバーグは2週間に1冊本を読むと公言しています。
日本でも成功している経営者の多くは読書家です。
すでに多くの経験を積み、財を成した成功者がわざわざ読書に時間を割くのには、使った時間以上のリターンを得られると判断されているからです。
では、読書には、どんな価値があるのでしょうか？
⑴ 新しい知識がつく
自分の既に知っている知識を「既知(きち)」と呼びます。
どんなに頭のいい人でも、自分の経験したことのある範囲で物事を考えていては想像できる世界は広がらないものです。
新しいことを想像するのに既知外の知識が必要になります。
そんな、新しい知識や発想を吸収するのに持ってこいなのが読書なのです。
⑵ 人に物事を伝える能力が高まる
読書をすればするほど、自分のもつ語彙力(ごいりょく)が高まります。
語彙力とは「その人がもっている単語の知識と、それを使いこなす能力」です。
語彙力が少ないと、書いた文が読み手に正しく伝わらないばかりか、SNSなどの短文でも相手を勘違いさせて、すれ違いを招くことになります。
⑶ 濃縮された成功ノウハウをたった数時間で学べる
本を読む最大のメリットは、成功者がこれまで長い年月培ったノウハウや成功哲学が1冊にまとめられていることです。しかも、成功だけではなく失敗や挫折についても触れられています。そこからどう這い上がったのか、何を学んだのかを読書を通して知ることができます。
つまり、読書をすることは、著者の経験してきたことを自分の経験に置き換えて、自分の成長スピードを加速させることができるのです。「本を100冊読んだ自分」と、「全く読んでいない自分」どれくらい差が出るか想像してみてください。
３. 本に書いてあるノウハウを1つ以上実行するメリット
「読書しよう！本を買ったけど、結局‟積読（つんどく）“になってしまっている」という方もいるでしょう。そのような人に試して欲しいのが、本に書いてあるノウハウを1つ実行することです。
たとえば、私の著作『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』でいえば、「固定資産税や自動車税からも搾り取れるポイント術」がおすすめです。これは公共料金からポイントを取る方法について解説してあります。
通常、固定資産税の支払いは銀行引き落としですが、支払い方を少し変えるだけで0.5％のポイントが取れるのです。
仮に、30万円の固定資産税を払う場合、得られるポイントは1500円分。
支払い方を変えるだけでお金と同等のポイントを受け取れるのです。
ほとんどの人は気づいていませんが、このポイントを集めることこそ、不労所得。アーリーリタイアへの道なのです。
もっと簡単なのは、クレジットカードの作り方。これはＰ116に書いてありますが、カード申請の方法を変えるだけで1万円近く得することになります。
『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』では、私が長年培ってきた具体的なノウハウとお金に対する考え方を順を追って説明しています。
もし、あなたがこの本を読んで、できるところから実行したら、きっと10年後、もっと早ければ5年後にはアーリーリタイアしているとことでしょう。
まとめ
1. 成功者の多くが本を通じてたくさんの知識を得て仕事に活かしている。
2. 読書で「知識」「語彙力」「発想力」を高めることができる。
3. 成功への第一歩は、本に書いてあるノウハウを実行すること。
月に1冊1500円のビジネス書を読む習慣を取り入れるだけで、自分の将来が大きく変わる。読書は、効率のよい投資です。
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