前回、「洗濯洗剤の代わりにマグネシウムを使うメリット」についてお伝えしました。
マグネシュウムは洗濯の他にも活かせるアイテムです。
今回は「洗濯以外でも使いたいマグネシウム」についてお伝えします。
目次
1. 現代人に不足しがちな栄養素マグネシウムを肌から吸収
マグネシウムと聞くと、「科学の実験で勢いよく燃えた柔らかい金属」を思い浮かべる人もいると思います。
人間にとって必要な栄養素であり、カルシウム1に対して同量を摂取しておきたい必須ミネラルです。
マグネシウムを多く含む食品は、魚、海藻、納豆、雑穀、果物、天然塩ですが、現代人は十分な量を摂取していないようです。
食事からの摂取が足りなくても、食事以外の方法で補うこともできます。
その方法はズバリ、お肌から摂取する「経皮吸収（けいひきゅうしゅう）」です。
お風呂の中にマグネシウムを入れとおくだけで皮膚から吸収できるのです。
2. お風呂に入れるだけで得られる「除菌」「洗浄」「消臭」効果
洗剤を使わないで洗濯できる「洗濯マグちゃん」を販売している宮本製作所は、お風呂に入れて水素浴が楽しめる商品「バスマグ」を発売しています。
「バスマグ」は150gのマグネシュウムが入った袋2個でお値段、約1.4万円。
お風呂に入れてかき混ぜると、お湯が柔らかくなり、お肌に与える刺激が抑えられるほかに、「除菌」「洗浄」「消臭」効果を得られます。
お風呂に入れたマグネシウムの表面から水素が発生することで、お湯のpHが平均的な6.8から9前後の弱アルカリ性に変化するのです。
我が家では純度99.9％のマグネシウムを800g、小型のランドリーバッグに入れて使っています。pHは計測していませんが、入浴したとき肌への刺激が少なくなること、入浴後に湯冷めしにくい効果を実感しています。
日本の水道水に含まれる塩素は酸性のためタンパク質でできている皮膚や髪の毛を溶かします。
湯にマグネシウムを入ると酸性からアルカリ性に変わり、お肌や髪のキューティクルのダメージを防ぐことができるのです。
その他の効能に、毛穴の奥の汚れを除去する、体臭予防、抗菌作用があります。
つまり、水虫予防やアトピーの方のお肌にもよい効果をもたらします。
また、保温、保湿効果もあり、入浴後に身体がポカポカ、肌の角質を整えてバリア効果を高めてくれます。
3. 酸化被膜を除去することで持続的に使えるマグネシウム
マグネシウムは、入浴剤やバスソルトと異なり、購入後にランニングコストがかりません。
宮本製作所の「バスマグ」の説明では300回使用可能と表記されていますが、酸化したマグネシウムは、酢やクエン酸水に入れることで、酸化被膜がとれて購入時の輝きを取り戻します。
つまり、使い古したマグネシウムも一手間加えれば、本来の性能を取り戻せるのです。
1度、マグネシウムに炭酸水を注いで水素を発生させたことがあります。
炭酸水とマグネシウムが科学反応して水素の気泡が放出され、マグネシウムが黒く変色しました。
水道水とマグネシュウムの反応はこの化学変化がゆっくり行われたに過ぎません。
4. 残ったマグネシウムは、トイレ洗浄剤として利用
私は4月にマグネシウを1.5㎏購入しました。洗濯用に500g、お風呂用に800g。
残り200g、使い道がないか考えた末、トイレのタンクに入れました。
もちろん、直接投入したら流れてしまうので、目の細かいネットに入れて給水パイプに縛り付けました。
市販されているタンク式トイレ用芳香洗浄剤のような香り、色はつきませんが、タンク内の水のpHがアルカリ性に変わるので一定の水洗効果があると考えます。
また、継続して使えば、パイプ内もキレイに洗浄されていくと思われます。
まとめ
「洗濯機」「浴槽」「トイレタンク」でマグネシウムを使うことは、家庭で使用する洗剤の量を減らせるばかりか、家族のお肌や髪を守ります。
マグネシウム入浴した残り湯を庭にまけば、植物の生育を高めることができるのですから、自然によい循環を作れます。
マグネシウム1㎏購入しても2～3千円。
早めに生活に取り入れて、お財布にも地球にも優しく過ごしたいものです。
「善は急げ！」。
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