コンビニが近くにある生活ってどう思いますか?
日本人は部屋を探すとき、コンビニまでのアクセスが5分以内の物件を好みます。
便利な物を利用するときは、引き換えに何かを失うものです。今回は、コンビニが近くにあることで失っているモノについて掘り下げたいと思います。
1.利便性を重視しする日本人
お菓子やジャンクフードなど全く食べない人もコンビニを利用しているはずです。理由は、銀行ATM、コピー機やFAXサービス、公共料金の支払い、チケット発券、宅配便の発送など現代人があると助かるサービスが色々と取り揃えてあるからです。しかも、営業時間は驚きの24時間。銀行窓口や支店のATMが使えない時間にも対応してくれるのですから本当に助かります。
「地域住民に必要とされている」、「出店しても採算が合う」。諸々の条件の結果、国内に6万店舗近くまで増えたコンビニ。ここまで来ると立派な社会基盤の1つになっていると思います
利便性の高い施設「コンビニ」近くにあると助かりますが、不利益が全くないわけではありません。
2.コンビニが近くにある快適生活
半年ぶりに海外に所有しているコンドミニアムに戻ったら、真向かいの建材問屋がなくなりセブンイレブンになっていました。今まで、売り物のブロックが歩道まで積み上げられ、「崩れたら危ないな~」と思いながら店先を歩いていましたが、今は、駐車場6~7台、駐輪場10数台が併設されている大きなコンビニに改修。お店も周辺もキレイに整備されて、夜は店頭の明かりがあるので非常に歩きやすくなりました。
今まで、コンビニを利用するためには西に500㍍行く必要がありましたが、これからは目の前で買い物ができる。手間も時間も短縮することができとっても助かることが想像できます。
1月~3月、私の生活拠点であるタイは熱帯モンスーン気候。気温は32℃くらいまで上昇します。住人は元より、コンドミニアムのスタッフなど多くの人々がフラペチーノなど、冷たい飲み物を1日に何度も飲んでいます。
日本では冷たいドリンクを飲まないようにしている私ですが、彼らがおいしそうに飲んでいる姿を見ると、飲みたくなってきます。
何度か欲望に負け、購入して飲むと「おいしい!」、気温が高いので体温を調整するためと理由を付け、1日1~2本飲むようになり、いつしか習慣となりました。
夜、一杯飲みたくなったときも道を渡れば豊富なアルコール飲料の中から好きなものを選ぶことができます。
つまみに関しても、コンビニの空きスペースに焼き鳥や豚串などの屋台が出店しているので、ウーバーイーツで注文する必要もない環境ができあがっています。
3. コンビニが近くにあることで増える摂取カロリーと無駄遣い
常夏の国で冷たいドリンクを飲み清涼感を味わうことは、至福のひと時です。
日本で飲んだら400円以上するフラペチーノもタイだったら1杯100円。1日2杯飲んでも1か月6000円ですから金額的にはそれほど気にならない、いや!むしろ飲まなければ損!と思える値段です。
私は日本にいる間、フラペチーノを摂らないように心がけています。理由は、商品単価が高い、砂糖が大量に入っている、お腹が冷えるのを避けるためです。
しかし、ここでは毎日飲んでいます。1杯100円で飲めるといっても、物価の安い国なので、同じ値段でカレーやラーメンなど、簡単な料理を一品頼むことができる値段です。
コンビニは商品を手軽に購入することができる分、価格が定価で発売されているので、経済的なお店ではないということです。
私は、普段から健康を維持するために、食事に気を付け週2回程度運動をして、マッサージを受けることを心がけています。
フラペチーノを毎日飲むことは、そんな積み上げた努力を自分でリセットしているように思えてなりません。体調的に何か変化があった訳ではありませんが、先週から注文するサイズを小さくして、今週からは週1回に押さえるようにしています。
4. 便利の裏に潜んでいるものとは
週に1度しか飲んでいなかったものを毎日、飲むようになったのは、何かしらの理由があると思います。
心当たりがある理由は下記になります。
a. 買いに行くとき強い日差しの中、往復1㎞歩く必要がなくなった
b. 移動に使う時間が1/50になった
c. 暑い中、長時間歩く必要がなくなったので汗をかかないで済む
つまり、商品を手に入れるまでのプロセスが極端に下がったことが原因です。
私は、この下がったプロセスを上げるために2つのことをしました。
a. フラペチーノを飲んでいいのは週1回と決めた
b. 小銭入れを持ち歩かない。飲みたくなったら部屋に戻って財布を取る必要性を作った
たかがドリンクですが、健康に悪影響を与える可能性があるものを極力避けたいと思います。なぜなら、健康はお金に代えることができない大切なものだからです。
まとめ
1. 何かと忙しい現代人、利便性を追求して生きている
2. 真向かいにコンビニができたことで、生活が快適になった
3. 手軽に欲しい物を購入できることで、摂取カロリーと無駄遣いが増加した
4. 便利の裏返しに失っているものがあることに気付く
人間は易きに流れやすいものです。便利、手軽だけを追い求めると思わぬ落とし穴に落ちることがあります。今とっている行動は正しいのか?どんな修正を加えるべきなのか?ときどき立止まって考えることが大切です。
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